『BADモード』短評

※とある講座の課題として書いた文章です。

 

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共感。共鳴。共振。

音楽が自分のものになるのは、自分と音楽が重なった瞬間だ。

 

眠れない夜が続きメンタルを病んでいた、そんなタイミングでリリースされた宇多田ヒカル『BADモード』。

アルバムに漂うフィーリングが、今の自分にしっくり馴染む。

それを認識した瞬間、稀代のスターは僕だけの存在になった。

きっと、スターとは「僕だけの存在」の集合体なんだろう。

そんなことを思いながら、僕だけのこのアルバムをひたすら聴いている。

 

でももしかしたら、このアルバムのせいで自分はBADモードから抜けられないのでは?

そんな気がしてきた。

このドラッグのようなアルバムを、BADモードを、そろそろ断たなければ。

依存性に要注意。

 

(296字)